I/Oデバイスからの読み出しと書き込み
概要
I/Oデバイスからデータを読み出したり、
I/Oデバイスに書き込んだりしている際の
信号波形を観測する。
I/Oデバイスからの読み出しやI/Oデバイスへの書き込みのタイミングを学習する。
また、波形からデータの内容を確認する。
方法
- ノートパソコン, CPUボード, FPGAボード, ロジックアナライザを接続する
- 実験用回路をFPGAボードに転送する
ROMからの読み出しや
RAMへの書き込みが終った直後なら、
ここまでは既にできている。
- 実験用プログラム
iorw.heb
をCPUボードに転送する
- MS-DOSプロンプトで
loader iorw.heb
を実行する
- ロジックアナライザで波形を観測する
- 「トリガ」を設定する
バスの信号波形を参考に、
測定したい動作の開始時にどの信号がどう変化するかを考える
- 押しボタンスイッチを適当に押す
どれを押したのか、7セグメントLED表示器に何が表示されたのかをメモしておく。
- 押しボタンスイッチを押したままで、「RUN」ボタンを押す
- いくら待っても測定が終らない場合は、「トリガ」を確認する
- 処理内容を考える
- 読み出しや書き込みを合計4回行なっている。
- アドレスバスA0〜A2でアドレスがわかる。
アドレスマップを見ると、
処理の対象がわかる。
- 制御信号RDとWRで、読み出しか書き込みかがわかる。
- 読み出し対象は押しボタンスイッチのみである。
- 押しボタンスイッチは負論理 (押せば"0") で、下位4ビットのみ意味を持つ。
- 書き込みは赤色LEDと7セグメントLED表示器とがある。
- 赤色LEDは負論理 ("0"なら光る) で、下位4ビットのみ意味を持つ。
- 7セグメントLED表示器は正論理 ("1"なら光る) で、
1ビットが1セグメント。
小数点を含めると、8ビットを全て使う。
- 7セグメントLED表示器で
表示されている数字が移動しているように見えるのは、
これまでいた桁を消灯させて (消灯させるデータを書き込んで)、
次に点灯させるデータを書き込んでいる。
- 観測結果を保存する
- 観測結果を印刷する
読み出しか書き込み1回分で良い
(作成: 2002年10月1日, 最終更新: 2003年1月6日)