ROMからの読み出し
概要
ROM (Read Only Memory, 読み出し専用メモリ) からデータを読み出している際の
信号波形を観測する。
メモリからのデータ読み出しのタイミングを学習する。
また、波形からデータの内容を確認する。
方法
- ノートパソコン, CPUボード, FPGAボード, ロジックアナライザを接続する
- 実験用回路をFPGAボードに転送する
- FPGAボードの電源を入れる
ボード上のスライドスイッチ (SW6) をスライドさせる。
POWERと書かれたLED (LED1) が点灯する。
- MAX+plusII 10.2 BASELINEを起動する。
デスクトップのアイコン
を実行する。
スタートメニューから起動しても良いが、
同じメニューにUninstallがあるので、
間違えないように注意すること。
- FileメニューのProjectサブメニューからnameを選ぶ。
- DirectoriesをC:\home\fpgaにして、Projectsとして
exp1を選ぶ。
exp3ではないので注意。
- Programmerボタン
を押すか、
Max+plusIIメニューからProgrammerを選ぶ。
- Configureボタンを押すと、回路が転送される。
- テスト用プログラム
iorw.heb
をCPUボードに転送する
- MS-DOSプロンプトを起動する
-
コマンド行編集が可能なシェル
ms
を起動しておくと良い
デスクトップのMS-DOSプロンプト」アイコン
を実行した場合には、自動的に実行される。
- 作業用ディレクトリに移動する
loader iorw.heb
を実行する
- ボードの動作を確認する
- 押しボタンスイッチ (SW2〜SW5) を押す。
1秒以上 (7セグメントLED表示器の数字が移動するまで) 押し続けること。
- 対応する赤LED (LED2〜LED5) が点灯するか
- 7セグメントLED表示器に表示されるか
- 実験用プログラム
romread.heb
をCPUボードに転送する
- MS-DOSプロンプトで
loader romread.heb
を実行する
- ロジックアナライザで波形を観測する
- ポケットロジアナを起動する
デスクトップのポケットロジアナアイコン
を実行する。
- 設定メニューのハードウエアを選ぶ
- モードを「100MHz 16ch 256kbit」にする
- OK
- 測定用コネクタのピン配置と
ロジックアナライザを参考に
プローブを接続する。
グランド (GND) も忘れないこと。
グランドは一本つないでおけば良い。
- 「信号名」を入力しておくと結果を読みやすい
- 「トリガ」を設定する
バスの信号波形を参考に、
測定したい動作の開始時にどの信号がどう変化するかを考える
- 「RUN」ボタンを押す
- ROMの内容を確認し、文字列に変換する
- 8バイトのデータを読み出している
- ASCIIコード表を参考に
- ロジックアナライザの検索機能を使って、
ROMからデータを読み出しているところを探すと良い
- 観測結果を保存する
- ロジックアナライザの「ファイル」メニューにある「名前を付けて保存」
を実行すると、観測結果をファイルに保存できる
- 保存場所は、自分の作業用ディレクトリとする
- 「ファイル」メニューにある「開く」で読み出せる
- 観測結果を印刷する
- ロジックアナライザの「ファイル」メニューにある「印刷」
を実行すると、観測結果を印刷できる
- デフォルトでは512ページを印刷しようとする
ので、要注意。
必要な1ページを選んで印刷すること。
- 1ページに約5.12μsec入る。
- 8回の読み出し全部の波形を印刷する必要はない。
どれか1個で十分。
(作成: 2002年10月1日, 最終更新: 2003年1月6日)