零点と極


 伝達関数H(z)が0となる周波数zを零点 (Zero) と呼びます。 単位円上に零点を配置すると、その周波数成分は除去できます。 また、単位円周辺に零点を配置すると、 通常はその周辺の利得は小さくなります。

 伝達関数H(z)が∞になる周波数zを極 (Pole) と呼びます。 単位円上に極が存在すれば発振し、 単位円外に極が存在すれば不安定になります (出力が発散します)。 したがって、システムが安定であるためには、 極は単位円内に存在する必要があります。


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