Z変換


概要

 Z変換は、ディジタル信号において、時間領域と周波数領域を対応づけるものです。 アナログ信号に対するフーリエ変換やラプラス変換に相当します。


ラプラス変換

Laplace Transform
ラプラス変換


Z変換

Z Transform
Z変換


Z変換とラプラス変換の関係

 x(n)のZ変換X(z)において、 Z平面の単位円上の値、 すなわちz=eとした値は、 x(n)の周波数成分に相当します。 x(n)がシステムのインパルス応答である場合には、 X(e)はシステムの伝達関数を与えます。

Relations
ラプラス変換とZ変換の関係


Z変換の公式 (の一部)

 x(n)とy(n)のZ変換が各々X(z)とY(z)であるとき、

  a x(n) + b y(n) → a X(z) + b X(z)
  x(n-m) → z-m X(z)
が成立する。


[上へ] [戻る サンプリング定理] [目次] [次へ システムの入出力関係]