論理回路における信号の時間変化は、多くの場合、
下記のような図で表現されます。
横軸が時間、縦軸が信号レベルを示すグラフです。
「SCLK」は信号名です。
通常のグラフのように、横軸、縦軸、メモリ、単位は描きません。
横軸、縦軸、メモリ、単位は描かないのは、理由があります。 縦軸は、電圧であることも多々ありますが、 電流であることもあります。 2値論理であれば、高レベルであるか低レベルであるかという 区別だけが意味を持ちます。 絶対値は回路の構成、電源電圧などによって変化するため、 必ずしも一定ではありません。 よって、一般には、縦軸、目盛、単位は記入できないことが多々あります。
横軸は「時間」を示します。 複数の信号がある場合に、 順序や因果関係は重要な意味を持ちます。 絶対値は、クロック周波数などで変化するので、 目盛や単位は記載できないことが多々あります。 最大値や最小値は重要です。
データに依存して変化する信号は、次のように表現します。
高レベルと低レベルの両方に横線を引きます。
信号レベルが変化するところを「<」や「X」のようにします。
データを区別するために、
「D0」のように各ビットに名前を付けることもあります。
信号間に順序や因果関係があることを示すために、
丸や線を追加することもあります。
例えば、SCLKの立ち下がりでDataを送信し、
SCLKの立ち上がりでDataを受信する場合は、
のように表現することがあります。
また、重要な立ち上がりや立ち下がりに丸印を付けることもあります。