CUDAのサンプルプログラム


 Linux版CUDAの使用法を説明する。

  1. SSHでgeforceにログインする
  2. /usr/local/cuda/cuda-sdk-linux-2.10.1215.2015-3233425.run」を展開する
    sh /usr/local/cuda/cuda-sdk-linux-2.10.1215.2015-3233425.run
    Verifying archive integrity... All good.
    Uncompressing NVIDIA CUDA SDK..............(略)....
    
    Enter install path (default ~/NVIDIA_CUDA_SDK): 
    保存する場所を聞いてくるので、入力する。 デフォルトはホームディレクトリ下の「NVIDIA_CUDA_SDK」
    Located CUDA at /usr/local/cuda
    If this is correct, choose the default below.
    If it is not correct, enter the correct path to CUDA
    
    Enter CUDA install path (default /usr/local/cuda): 
    CUDAがインストールされているパスを聞いてくる。 デフォルトの通りなので単に「ENTER」を押す。
    (略)
    ========================================
    
    Configuring SDK Makefile (/home1/hirano/NVIDIA_CUDA_SDK/common/common.mk)...
    
    ========================================
    
    * Please make sure your PATH includes /usr/local/cuda/bin
    * Please make sure your LD_LIBRARY_PATH includes /usr/local/cuda/lib
    
    * To uninstall the NVIDIA CUDA SDK, please delete /home1/hirano/NVIDIA_CUDA_SDK
    * Installation Complete
    環境変数「PATH」と「LD_LIBRARY_PATH」を確認するようにという メッセージが表示されるが、無視してよい。 システム側で設定されている。
  3. コンパイルする
      cd NVIDIA_CUDA_SDK
      make
      
  4. GPUの構成を調べるサンプルプログラムを実行する
    まず
      ./bin/linux/release/deviceQuery
      
    を実行する。画面に
    There is 1 device supporting CUDA
    
    Device 0: "GeForce 9800 GTX+"
    	:
      
    のような表示があればよい。
    NVIDIA: could not open the device file /dev/nvidiactl (No such file or directory).
    cudaSafeCall() Runtime API error in file , line 59 : initialization error.
      
    となる場合は、まず、 deviceQuery (/usr/local/cuda/bin/deviceQuery) を実行し、再度、./bin/linux/release/deviceQueryを実行してみる。 それでもうまくいかない場合には、管理者に申し出る。
    このプログラムを実行すると、使用可能なGPUの一覧と、 各GPUの構成がわかる。 この情報は、計算プログラムのパラメータ調整で重要になる。
  5. サンプルプログラムは他にもいろいろあるので実行してみる
  6. 解読する
    projects以下に多くのサンプルがあるので、解読してみる。 基本となるのは下記の2個。
    拡張子が「.cu」のファイルがCUDA用のC言語ソース。